円形脱毛症の治し方

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再発する円形脱毛症の原因と対策。完治できない理由は免疫異常にある?

円形脱毛症の症状

この記事のポイント

こんにちは。円形脱毛症は再発することがあります。その理由は完治できていないからですよね。 髪が生えてきても、体の免疫が異常であること、また異常な状態になりやすいことを改善できていない。そして何かをきっかけに再発してしまいます。 どうやって治すべきでしょうか。

私の経験上、円形脱毛症は再発します。

この病気は、ハゲたところから、髪が生えてくれば治ったというような単純なものではないんですよね。再発は、一度味わった悩みや苦しみを知っている分だけ、つらいものがあります。なぜ、円形脱毛症が再発するのか、それは当然ながら、完治できていないことが原因ですよね。

円形脱毛症は自己免疫疾患と言われています。つまり、免疫の異常が原因であるということです。その異常な状態をずっと放置しているから、円形脱毛症は再発するわけです。

円形脱毛症は治る!

円形脱毛症は治ります。この「治る」が重要なんですよね。円形脱毛症を本当に治したいのであれば、「治る」を勘違いしないでくださいね。

円形脱毛症の症状とは、頭髪が部分的に抜けることです。その症状の重さによっては頭全体の髪が抜けることもあります。全頭型と言われるような症状です。

症状が重いと悩みも大きくなるわけですが、どういった症状であっても、私は治ると思っています。

ここで言っている「治る」は、脱毛した部分から髪が生えてくるということではないんですね。「完治」のことです。髪が生えてきて、さらに二度と円形脱毛症を発症しないこと。

完治と再発の場合
髪が生えたのと治ったのは違う。

髪が生えてきただけなのか、それとも完治したのか、この違いはものすごく大きんですよ。そして、完治しなければいけないんです。

多くの円形脱毛症の患者は、私も含めて完治できていません。だから、再発もするんですね。ちゃんと根本から完治させなければ意味がないんです。

ここではどうやって完治させるべきかを見ていきましょう。

 Point

円形脱毛症は完治させない限り、何度も再発する!

私の円形脱毛症の特徴

私の円形脱毛症の特徴を書きたいと思います。ネットだから言えるようなもので、実際に誰かに話したことは一度もありません。

小学生のときに発症…

最初は小学生の時でした。当時は私よりも母親の方が深刻に考えていたような気がします。それから20年以上がたった今も円形脱毛症は治っていません。正確に言うと、完治できていません。

小学生のときにできた円形脱毛症は、1年以内には治ったと記憶しています。母親と一緒に病院にも行きましたが、あまり効果が見られず、結局は自然治癒という形で髪が生えてきました。

当時はそれで治るだろうと思ったんですが、甘かったんですよね。それ以降、何度も何度もなりました。中学生になっても、高校生になっても円形脱毛症は発症しました。

円形脱毛症と再発
発症後、何度も再発を繰り返した円形脱毛症。

そのことを知っているのは、いつも親だけでした。学校で便宜を図ってもらえるように、親から先生に伝えたことはあったと思いますが、知らない先生もいましたし、同級生も知りませんでした。体育の授業も休みました。気づかれていたかはわかりませんが、私の口からカミングアウトしたことは一度もありません。

髪は生えるけど…

私の円形脱毛症は、多発型で、同時にいくつもできます。1つの円形脱毛症を見つけて、複数の脱毛へと増えていくんですね。進行する。治るのではなくて、悪い方へと進むんですもんね。

だけど、髪は生えてくるんですよ。発症した回数だけ、髪が生えてきたことも確かなんです。

とにかく、私は何度も円形脱毛症の発症を経験しながら、完治できずにきました。それは、いつも同じことをしていたからだと思うんです。

発症したら、病院に行く。薬をもらって塗ったり、飲んだりして。ドライアイスをやったこともあった。そのうち病院に行かなくなるんですけど、髪は生えてくる。でもまた抜ける。髪が生えてきているなと思ったら、別の場所で脱毛が始まったりもするんですよ。

円形脱毛症を発症した後のサイクル
毎回同じことを繰り返していた。

こんなことを、ずっと20年以上も続けてきたわけです。そろそろやめなければいけません。この単純な繰り返しを。

再発する場合と完治する場合の違い

髪が生えてくれば安心というわけではない。これはずっと感じています。いつまた円形脱毛症になるのかわからないんですから。常に怯えているような状況です。

なったときの苦しみも知っているわけですしね。本当につらいのです。つまり、円形脱毛症は完治させないとダメなんですね。

一方で、単発型の円形脱毛症になって、半年もすると髪が生えて、そのまま何十年も脱毛が起こらない人もいるわけです。「そう言えば、若いころになったことがあったな」なんて人もいるわけですよ。この違いはなんでしょうか。

完治と再発の違い
再発する人としない人は何が違うの?

再発する場合と、完治する場合の違い。それは円形脱毛症を根本から治せたのかどうかの違いだと思います。完治する人も、何か特別な治療をしたわけではなく、自分の体で治っているんですよね。

円形脱毛症は、体の外からウイルスが入り込んで発症するというものではない。すべてが、体の中で起こっていることです。

では、完治する人は、何がよかったのか。そのキーワードは「免疫」です。

 Point

円形脱毛症は体の中で起こっている!

なぜ円形脱毛症は再発するのか

円形脱毛症になって、髪が生えたけど、また再発してしまうという人は多いのではないかと思います。その理由が何かと考えると、免疫にあるということがわかってきます。

円形脱毛症はどうしてなるのかというと、以前はストレスだと言われていたわけですが、今は自己免疫疾患だと言われます。免疫の異常が原因で髪が抜けているということですよね。

じゃあストレスは関係ないというのも違って、ストレスは免疫力を低下させるなどの影響があると言われています。いずれにしても、ストレスのような何らかのきっかけがあって、免疫に異常が起こって、そして最終的に脱毛につながっています。

ストレスと免疫異常
ストレスが免疫異常のきっかけになる。

ポイントは免疫異常のところ。免疫を正常にすれば、脱毛は起こらないわけですからね。私のように再発する人は、免疫が異常のまま、あるいは免疫が異常になりやすい状態を放置しているわけですよね。

ストレスのようなきっかけというのは、なかなか避けることもできないわけで、生きていれば、どこかで「きっかけ」に出会ってしまいます。そのときに免疫異常が起こらないようにできれば、円形脱毛症は再発しないのでしょう。

 Point

円形脱毛症はストレスなどをきっかけとして免疫異常が起こり発症する!

円形脱毛症の発症に関する勘違い

円形脱毛症を免疫という観点から見ると、免疫による攻撃で髪が抜けることをイメージしてしまいます。私も最初はそう思ったんですね。

免疫は体の中にウイルスが入ったときに、排除するような役割があります。自分にとって害のあるものは排除するわけですよね。体の中にいる軍隊のようなもの。だから免疫を強くすることで、病気になりにくい、健康になると言ったりもしますよね。

そして、その軍隊が自分への攻撃を始めてしまう。これが自己免疫疾患。普通ならあり得ないことですよ。自分の体を守るための仕組みが、自分を攻撃するわけですから。裏切りです。

免疫異常と自己免疫疾患
味方のはずの免疫が体を攻撃すると自己免疫疾患。

ここまで見てみると、免疫が強いというのも考えものだなと思ってしまいます。あるお医者さんの本で、人が免疫を高めすぎたことで、近年アレルギーが起こるようになったと説明されているものがありましたが、これは違うと思うんですね。

アレルギーと自己免疫疾患はどちらも「免疫の異常」が原因なのです。免疫が強いとか、弱いという前の話なんですよ。免疫の異常なんですから。

免疫寛容について

免疫の働きについては、免疫応答と免疫寛容というのがあります。免疫応答は攻撃すること。免疫寛容は攻撃しないように抑えること。

免疫応答と免疫寛容
免疫寛容は攻撃を抑制すること。

円形脱毛症は免疫寛容の仕組みの問題です。免疫が攻撃をしない時、それはただ何もしないということではないんです。免疫を積極的に抑制する。ちょっとわかりづらいでしょうか。

免疫が攻撃しないように免疫のリーダ的な細胞が指示を出すんです。また、他にも免疫寛容の仕組みがあって、必要以上に攻撃しないような仕組みが備わっています。そういった仕組みで、免疫の攻撃はおさまるように、過剰にならないようになっています。

なので、免疫が強いから、髪を攻撃してしまうというのも違うと思うんですね。だとすれば、ストレスを受けた時の説明ができなくなります。

ストレスは免疫を弱めるんですからね。それなのに、円形脱毛症の発症前にストレスを感じることが多い。免疫が強いから髪まで攻撃してしまっているのではないんですよね。

じゃあ、何が問題かといえば、免疫が正常でないこと、異常だということです。

 Point

免疫が強すぎるからではなくて、抑制できていないから円形脱毛症になる!

完治に向けた治療法

円形脱毛症になって病院に行くと薬を使って治します。免疫を抑える薬です。免疫が強くて、髪を攻撃するから、免疫の力を弱めようという治療です。言っておきますけど、これは完治につながりませんよ。

なぜなら、円形脱毛症は免疫の異常だから。正常にするような治療じゃなければ、完治しないんです。抑えたってダメ。

一時的に薬を使って免疫を抑えれば、髪が生えてくるのかもしれません。(私にはあまり効果はなかったのですが)そういうケースもあるのでしょう。ところが、免疫を弱めるために薬を使うことは、痛み止めを打つようなものなんですよね。

例えば、ケガをして膝が痛い。痛み止めをする。そのうちにケガが治ればそれでいいんです。一時的に痛みを止めるのもありですね。ところが慢性的な痛みだったらどうですか?一時的に痛みは消えるかもしれないけど、その薬の効き目が切れたら、また痛みますよね。

薬の停止と円形脱毛症
薬をやめると円形脱毛症はどうなるのか?

これと同じですよ、円形脱毛症も。薬が免疫を抑えているうちはいいでしょうけど、免疫の異常は変わっていません。だから、また薬をやめたら髪は抜けるんです。当たり前ですよね。これは再発以前の話。一度も治っていないということ。

薬には副作用もあるわけですし、またどんどん強い薬が必要になることもありますよね。何より免疫を弱めるって危険じゃないですか。ウイルスから身を守ることができなくなるってことですからね。

円形脱毛症になったら、病院に行かなければいけない。効果のある薬で治療しなければいけない。これが間違いだと言えます。病院でできる治療は、逆に効果が限定的だと言えます。

 Point

病院での免疫を弱める薬は、円形脱毛症の完治に向かっていない!

免疫異常を改善するためには

免疫寛容という仕組み。ここが重要なんです。免疫の攻撃を抑える仕組みがもともとある。そこに異常が起こっているわけですね。正常にするにはどうするか。

免疫寛容の仕組みはいくつかあります。中でも最近注目されているのは、「制御性T細胞」でしょう。聞いたことありますか?

T細胞というのは免疫細胞の1つ。体内に病原菌があれば、そこに行って直接攻撃するのがT細胞の特徴です。

さらにT細胞にはいくつかの種類があります。免疫が、「抗原」と言われる敵に対して、攻撃するのか、攻撃しないのかを命令するような役割を持つT細胞もあります。それは「ヘルパーT細胞」と言われます。

ヘルパーT細胞の役割
ヘルパーT細胞が免疫を指揮する。

ヘルパーと言うと、助けるようなイメージですが違います。司令塔とかリーダーであって、指示を出すような役割です。

制御性T細胞

ヘルパーT細胞の中に「制御性T細胞」というものがあります。これなんです。制御する役割を持った免疫細胞。「Tレグ」とも言われます。

制御性T細胞の抑制
制御性T細胞は免疫の攻撃を止める役割。

制御性T細胞は自己免疫疾患との関係が注目されていて、おそらく、制御性T細胞の数や機能に問題が生じて、自己免疫疾患が発症しているのではないかと言われています。

だから、免疫が自分を攻撃するのをやめさせるためには、制御性T細胞が正常に働くことが重要になりますよね。

 Point

免疫による攻撃を抑制するためには制御性T細胞の働きが重要!

まとめ

円形脱毛症は再発することがあります。その理由は完治できていないからです。髪が生えてきても、体の免疫が異常であること、または異常な状態になりやすいことを改善できていないために、何かをきっかけに再発してしまいます。

完治のためには、免疫の働きを正常にすることが重要です。免疫の働きの中でも、免疫寛容を破綻させないようにしなければいけません。制御性T細胞という、免疫の攻撃を抑制する役割を持った細胞の存在が重要だと考えられます。

この記事のポイント

  • 円形脱毛症は完治させない限り、何度も再発する!
  • 円形脱毛症は体の中で起こっている!
  • 円形脱毛症はストレスなどをきっかけとして免疫異常が起こり発症する!
  • 免疫が強すぎるからではなくて、抑制できていないから円形脱毛症になる!
  • 病院での免疫を弱める薬は、円形脱毛症の完治に向かっていない!
  • 免疫による攻撃を抑制するためには制御性T細胞の働きが重要!
再発する円形脱毛症の原因と対策。完治できない理由は免疫異常にある?

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