円形脱毛症になったらヘアカラーやパーマはしないほうがいいの?

こんにちは。円形脱毛症になっても髪を染めたり、パーマをしたりしてもいいのでしょうか。女性なら気になりますよね。パーマ液だって、頭皮がヒリヒリしたりしますからね。いいものじゃないのはわかると思います。でも、円形脱毛症を治すことを考えれば、否定するだけのものではないと思うのです。
円形脱毛症になってしまったら、ヘアカラーとかパーマってどうなんでしょうか。気になりませんか?
これ以上、抜け毛が増えて、悪化するのも困りますからね。私は20年以上も円形脱毛症を繰り返しているので、カラーもパーマもした経験があります。
だから、20年も続いているのか。そう思われても仕方ないんですが、いろいろと円形脱毛症のことを調べてみると、そんなに気にすることもないなと思えるんですね。
円形脱毛症は頭皮環境が原因ではない
円形脱毛症は自己免疫疾患だと言われているんですよ。
本来はウイルスなどをやっつけるためにある体の中の「免疫」という仕組み。これがおかしい。免疫の敵はウイルスのはず。自分の髪も体も敵ではないんです。
それなのに、攻撃してしまう。これが自己免疫疾患という病気です。

円形脱毛症の場合は毛根に対して、免疫が攻撃するから、本当なら成長するべき髪が突然抜けるという症状です。
免疫って何かと言えば、血液の白血球のこと。つまり、血液の中で異常が起こっているという話なんです。
調べてみるとわかりますが、もちろん円形脱毛症の場合、なんで自分の髪を免疫が攻撃するのかは、わかっていないようです。
それでも、円形脱毛症は頭皮環境が悪いという話が出てくると、かなり強引に感じるんですね。私は、そんなに頭皮を気にする必要もないのかなと思うわけです。
パーマにしてもヘアカラーにしても、頭皮の問題ですからね。そんなに神経質になる必要はあるのでしょうか。
円形脱毛症で大事なのは体の中なんですよね。円形脱毛症のような自己免疫疾患は、症状としては突然ですけど、日々の生活習慣を原因として表に出てくるものだと強く感じます。
ストレスがきっかけになるとは言われますが、ストレスのような環境因子と合わせて、生活習慣も当然関係があると思うんです。
だから、カラーやパーマをどうしようか悩む時間があったら、もっと気にすることがあるだろうというのが私の考えてもあります。
Point
頭皮環境が原因で円形脱毛症になるわけではない!
パーマやカラーが与える影響
さて、円形脱毛症にパーマやカラーがどんな影響を及ぼすのか。
パーマ液やカラー液が体にいいとは思えないし、頭皮を健康にするとも思えないわけですね。人によってはパーマやカラーで頭皮が、荒れるかもしれません。
だから、円形脱毛症にとって、パーマやカラーは悪いもの。やってしまうと治らないとか、もっと悪化すると考えるのは簡単です。
だけど、そういうものでもないのが円形脱毛症の難しいところだと思います。私が強調したいのは心への影響です。

局所免疫療法を知っていますか?
パーマ液が悪いのなら、皮膚科で行われる治療法はどうなのかということになってしまう。
円形脱毛症の治療法の中に「局所免疫療法」というのがあるんですね。日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインによると、推奨度の高い治療法です。
局所免疫療法では化学物質を頭皮につけるんですね。そして免疫に反応させる。「かぶれ治療」とも言われます。わざと頭皮でかぶれを起こさせるんです。
すると、今まで髪を攻撃していた免疫がもっと戦うべき相手がいると感じるんでしょう。髪への攻撃をやめる。そして髪が生えてくる。これが局所免疫療法です。

だいたい、同じようなイメージですね。パーマもカラーも。化学物質を塗るんですから。
だからと言って、頭皮にいいとは言ってないですよ。むしろ、病院での局所免疫療法も長い目で見れば、問題もあるんじゃないかと思います。
ただ一時的ですからね。毎日やるシャンプーとはわけが違う。パーマやカラーを心配するなら、シャンプーの方に気を使った方がいいような気もします。
要するに、カラーもパーマもありだと言いたいのです。それはいい部分があるからです。
Point
パーマやカラーは頭皮への影響だけではなく、心にも影響する!
自己免疫疾患の仕組みから考えると
自己免疫疾患というのを調べていくと、免疫の異常だということになっていくんですよね。
免疫が正常に働くことができれば、自己免疫疾患は起こらない。円形脱毛症で言えば、髪は抜けないし、生えてくる。普通のサイクルに戻るんですよね。
免疫が異常になると、攻撃してはいけない相手を攻撃してしまいます。それは免疫にストップがかかっていないということなんですね。
免疫にはアクセルとブレーキがあって、ブレーキが効いていないんです。これは異常だと言えます。
免疫が強すぎるからと言えば、そうとも言えますが、どちらかと言えば、免疫を止めるところで異常があるというだけです。

では、どうして免疫が異常になってしまうのか。免疫が何に影響を受けるかという点で考えてみると、ストレスもその1つなんです。
Point
円形脱毛症のような免疫の異常は、ストレスの影響を受ける!
円形脱毛症を治すのためにはストレスが重要
ストレスが多い環境が続いてしまうと、免疫が弱くなるとかって聞いたことありませんか?どうしてストレスが免疫に影響を与えるかは別のページで書いていますから、ここでは書きません。
ここで考えたいのは、円形脱毛症のストレスについてですね。円形脱毛症って発症すると、すごく悩む病気なんですよね。何に悩むかというと、見た目なんです。
Yahoo!知恵袋のサイトで円形脱毛症の悩みを見てください。ほとんど質問内容が見た目についての悩みです。
治るかどうかという悩みももちろんありますが、その前に人からの見られ方が気になっている。そして、職場や学校での人間関係に不安を感じるんですね。
隠すにはどうするか、バレたらどうしよう。こういった悩みは、円形脱毛症が起こったことで、人間関係が変わることへの不安です。こういうのをストレスって言うんです。

ストレスが円形脱毛症のきっかけになるというのは知っているかもしれませんけど、そのストレスに匹敵するか、それ以上のストレスが発症後にもある。
これが治りにくくなっている理由でもあると私は思います。
もともと免疫はストレスによる影響を受ける。それで免疫異常が起こるのかは、今の段階ではわかっていませんが、円形脱毛症に限らず、ストレスがあると病気が治りにくいことは事実です。
だから、ストレスを減らす努力は必要です。
そこで、カラーとかパーマの問題に戻って考えてください。パーマをして目立たなくなることを望んでいますか?カラーをしたら、ハゲがバレにくくなるでしょうか。
もし、可能ならやればいいんですね。逆に、頭皮に悪いような気がすると悩むなら、やらない方がいいんですね。こう考えれば答えが出ます。
要するに、ストレスを第一に考えるべき。主に見た目から来るストレス。これに一番やられているんですよ。見た目的に改善されるのであれば、ウイッグと同じ効果だと思いますよ。
たしかに黒い髪の中に肌色のハゲの部分があるというのは目立つのです。髪の色が薄くなれば、目立たなくなる。パーマだって同じ。ハゲを隠す最も簡単な方法は髪のボリュームをアップさせること。パーマなら可能ですよね。
円形脱毛症を隠すための方法とか道具ではなくて、もう治療の一環だと思った方がいいくらいです。ストレスが減るという意味でですよ。
そう考えると、バカバカしい話なんです。カラーをどうしようかなんて悩んでいる場合じゃありません。
治るのを邪魔するような悩みを増やしてどうするんですか、と言いたいんです。

Point
見た目によるストレスが緩和できるなら治療につながる!
円形脱毛症の治療に必要なこと
円形脱毛症を早く治したい人には知っておいて欲しいことがあります。ストレスについて、ちゃんと考えた方がいいということ。
このサイトにはそんなことばかり書いているような気もするんですが、軽く見ていませんか?これは皮膚科のお医者さんにも言いたいことなんですけど。
円形脱毛症がストレスで起こったかどうかは気にするけど、治すためにストレスを減らす努力ってあまりしていないんじゃないかと思います。
気にするなと言っても難しいのが円形脱毛症。でも、もっとできることはあります。もう十分ストレスがあるんですから、これ以上増やさないように考えるべきです。
Point
円形脱毛症の治療には、ストレスを減らすことも大事!
まとめ
円形脱毛症になるとストレスを感じるし、見た目に関する悩みが強くなります。そのストレスを減らすことを優先して考えるべきです。
そのために、パーマやカラーが有効ならば、やるべきだし、有害ならばやらない方がいい。
円形脱毛症を治すには、頭皮よりも体の中での改善が必要で、頭皮への影響が一時的なものにまで、過剰に気にする必要はないと思います。これはいろんなことに言えることです。
この記事のポイント
- 頭皮環境が原因で円形脱毛症になるわけではない!
- パーマやカラーは頭皮への影響だけではなく、心にも影響する!
- 円形脱毛症のような免疫の異常は、ストレスの影響を受ける!
- 見た目によるストレスが緩和できるなら治療につながる!
- 円形脱毛症の治療には、ストレスを減らすことも大事!